フコイダンがん治療netTOP >  甲状腺がん|喉頭がん|骨肉腫

甲状腺がん|喉頭がん|骨肉腫

喉頭がん鼻腔・副鼻腔がん鼻腔・副鼻腔がん

【1】甲状腺とは?

上咽頭がん

甲状腺とは、のどぼとけのすぐ下で気管を取り囲んで存在している、蝶が羽根を広げたような形をしている小さな臓器(内分泌腺)です。大きさは縦約4cm、横約4cmで、重さが約20gぐらいです。

甲状腺の働きは、食物の中のヨードを材料として、全身の新陳代謝や成長の促進(そくしん)に関わる甲状腺ホルモンを作り、体内へ分泌しています。つまり、甲状腺は発育や成長に欠かすことができないホルモンを生産・分泌している大切な臓器であるということです。

さらに、甲状腺ホルモンは精神神経や身体の活動の調整にも働きます。
甲状腺腫瘍には、「良性」と「悪性」の2つがあり、良性腫瘍が全体の約90%以上を占めています。甲状腺腫瘍の悪性腫瘍は「甲状腺がん」と呼ばれます。ここでは、「甲状腺がん」について説明します。

【2】甲状腺がんとは?

甲状腺がんとは、甲状腺に発生するがんのことで、次の4つの種類に分けられています。

分化がん 乳頭がん
濾胞がん(ろほうがん)
髄様がん(ずいようがん)
未分化がん(みぶんかがん)

甲状腺がんの発生頻度は、1,000人に 1人程度なので、それほど多く見られるがんではありません。1年間での甲状腺がんでの死亡者数は約300人ぐらいです。
年齢では、甲状腺がんは 30歳~50歳代ぐらいに多く発生しますが、子供などの若い人にも起こることがあります。ただ、未分化がんは高齢者に発生します。 性別では、甲状腺がんは男性よりも女性に圧倒的に多く、男性の 5倍ぐらいになります。ただ、未分化がんは男性と女性とも同じぐらいの割合です。

甲状腺がんの原因は、はっきりしたことはわかっていませんが、大量の放射線被爆(ほうしゃせんひばく)が関係していると考えられています。事故などで首に強い放射線をうけてしまった場合や、放射線治療を受けたことのある人は、甲状腺がんになるリスクが高くなるといわれています。
また、甲状腺刺激ホルモンが増加した場合などが原因になるのではないかとされています。
遺伝的体質にも一部原因があるのではないかといわれています。甲状腺がんのタイプの中でも、髄様がん(ずいよう がん:甲状腺の特殊なC細胞から発生するがん)は、その約半数ぐらいが遺伝的体質によるものであることがわかっています。ですので、家族に髄様がんになった人がいる場合は、注意したほうがよいでしょう。

遺伝的体質にも一部原因があるのではないかといわれています。甲状腺がんのタイプの中でも、髄様がん(ずいよう がん:甲状腺の特殊なC細胞から発生するがん)は、その約半数ぐらいが遺伝的体質によるものであることがわかっています。ですので、家族に髄様がんになった人がいる場合は、注意したほうがよいでしょう。

そして、食生活では、甲状腺ホルモンの材料になる物質である「ヨード」を摂取する量が多すぎる、または少なすぎる場合に、甲状腺がんが発症するリスクが高くなるとされています。 海藻類などに多く含まれるヨードの摂取量によって、甲状腺の病気のタイプが変わってきます。ヨードの摂取量が不足している地域では、怖いタイプの甲状腺がんが多いというデータがあります。
日本人はヨードを多く含む海草をよく食べるので、甲状腺がんになる確率が高いとされていますが、甲状腺がんでも怖くないタイプの甲状腺がん(乳頭がん)が多いのです。

さらに、慢性甲状腺炎に甲状腺がんが合併することもあります。
ちなみに、慢性甲状腺炎とは、甲状腺ホルモンの生産・分泌が低下することによって全身の新陳代謝がおとろえる病気で、甲状腺機能低下症のほとんどはこの慢性甲状腺炎によるものです。
慢性甲状腺炎の別名は「橋本病」といい、「バセドウ病」と同じく自己免疫疾患のひとつで、甲状腺の病気のなかでは、この2つが多くみられるものです。つまり、慢性甲状腺炎(橋本病)とバセドウ病は代表的な自己免疫性甲状腺疾患といえます。性別では、男性よりも女性のほうが圧倒的に多く、男性の数十倍と言われています。女性の少数が、潜在的にこの病気をもっていると考えられています。 また、年齢では 40~50歳代にもっとも多くみられます。

【3】種類

それぞれの甲状腺がんについて見ていきましょう。乳頭がんと濾胞がんは「分化がん」とも呼ばれます。

1.乳頭がん (にゅうとう がん)

乳頭がんは、甲状腺がんの中でも最も多く、甲状腺がんの約90%を占めています。とてもゆっくり進行し、転移することも少ないので、治療をしなくてもよい場合もあります。ただ、頸部(けいぶ:首のこと)のリンパ節へ転移することはあります。
治療後の経過(予後)も良好なので、命に関わることは少ないですが、乳頭がんの約 10%は、悪性度の高い未分化がんに変わります。ただ、未分化がんへ変化するにはかなり長い期間がかかるので、乳頭がんが未分化がんになるケースは高齢者の方に見られます。
乳頭がんは、40~50歳代に多く発症します。高齢で発症するほど、悪性度が高くなりやすいです。

2.濾胞がん (ろほう がん)

濾胞がん(ろほう がん)は、乳頭がんの次に多くみられる甲状腺がんで、甲状腺がんの約5%を占めています。
おだやかな性質ではあるのですが、乳頭がんと比べるとやや悪性度が高く、血流にのって、肺、骨、脳、肝臓などに転移(遠隔転移)しやすいという性質をもっています。治療後の経過(予後)は比較的良いです。
年齢では、40~60歳代に多く発症します。男性より女性に多く、高齢で発症するほど、悪性度が高くなりやすいです。良性の濾胞腺腫(ろほうせんしゅ)との区別が難しいです。

3.髄様がん (ずいよう がん)

髄様がん(ずいよう がん)とは、傍濾胞細胞(ぼう ろほう さいぼう:C細胞)という細胞が、がん化することで発生する甲状腺がんです。傍濾胞細胞とは、カルシトニンという、カルシウムの代謝に関係するホルモンを分泌する働きをもつ細胞です。
髄様がんは、甲状腺がんの約 1~2%と、とてもまれながんです。また、分化がん(乳頭がん・濾胞がん)よりも悪性度は高いのですが、未分化がんよりも悪性度は高くありません。
髄様がんの約半数ぐらいが、遺伝的体質によるものであることがわかっています。ですので、家族に髄様がんになった人がいる場合は、注意したほうがよいでしょう。

4.未分化がん (みぶんか がん)

未分化がんとは、増殖・進行とも早く、転移しやすいとう悪性度の高い甲状腺がんです。ほとんどが発病してから半年以内に死亡してしまいます。上で解説した 3つのタイプの甲状腺がんよりも悪性度が高く、甲状腺がんの約1~2%とあまり見られないタイプです。
また、乳頭がんが未分化がんに変化することもありますが、変化するにはかなり長い期間が必要なので、乳頭がんが未分化がんになるケースでは高齢者の方に見られます。

【4】症状

甲状腺がんの症状は、分化がんと未分化がんで違いがあります。

1.分化がん(乳頭がん・濾胞がん)の症状

分化がん(乳頭がん・濾胞がん)の初期では、首の「のどぼとけ」の下あたりや他の部分にかたくて痛みのないしこりがあらわれます。ほとんどの場合は、表面にでこぼことしてあらわれ、唾液をのみこむときに上下に動くという特徴があります。
分化がんでは、しこり以外の自覚症状はあまりありません。ただ、長い時間をかけて腫瘍が大きくなってくると、のどの違和感、声のかすれ、そして頸部リンパ節(けいぶ りんぱせつ:首のリンパ節のこと)へがんが転移します。
さらに進行すると、気管・食道へとがんが広がってしまいます。気道や食道にまでがんが入り込むと、血たんや呼吸困難なども症状が発症します。

2.未分化がんの症状

未分化がんの症状は、甲状腺のはれが急に大きくなり、痛みや発熱などが起こります。さらに進行すると、気管や食道を圧迫することで、呼吸困難や食べ物が飲み込みにくくなったり、血たんなどの症状があらわれたりします

【5】検査

甲状腺がんは、甲状腺の専門医なら「触診(しょくしん)」により、首を触るだけでわかることもあります。
ただ、触診だけでは、腫瘍が良性が悪性かの判断ができないので、超音波検査を行います。超音波検査により、がんである可能性がある場合は、腫瘍(しゅよう)に細い針を刺して細胞を採取して調べる「穿刺吸引細胞診(せいんし きゅういん さいぼうしん)」を行うことで、甲状腺がんの種類や良性か悪性かなどを診断することができます。 髄様がん(ずいよう がん)の検査は、腫瘍マーカーによる検査で、CEAとカルシトニンの濃度が高く出ます。

腫瘍が大きい場合や、未分化がんの場合は、「超音波検査」、「X線CT検査」、「MRI検査」、「骨シンチグラフィー検査」などで、がんの広がり具合や転移があるかどうかを調べる場合もあります。
骨シンチグラフィー検査とは、がんが骨のどの部分にできているのかを調べるための検査です。がん細胞と結びつきやすい「RI (ラジオアイソトープ=放射性同位元素)」を静脈から注入し、がんのあるところに「RI」を集まらせて、その状態を特殊なカメラで撮影します。

【6】甲状腺がんの病期

甲状腺がんの病期(ステージ)は、がんの進行具合、リンパ節や他の臓器への転移があるか、などにより「I期」~「IV期」の 4段階に分類されています。

1.乳頭がん・濾胞がん(ろほうがん)
45歳未満
I期 がんが甲状腺内に限局しているか、甲状腺に隣接する組織、リンパ節まで広がっている。他の部分までは転移は見られない。
II期 甲状腺から肺や骨、他の部分にまで転移が見られる。
45歳以上
I期 がんが甲状腺内に限局していて、大きさは2cm未満。
II期 がんが甲状腺内に限局していて、大きさは2cm以上から4cm未満。
III期 がんの大きさが4cm以上、もしくはがんが甲状腺のすぐ外側まで広がっているが、リンパ節までは転移がみられない。がんが、甲状腺のすぐ外側まで広がっており、さらに気管または喉頭付近のリンパ節まで転移している。
IV期 甲状腺の外側にがんが拡がっており、皮膚、気管、食道、喉頭および反回神経下の組織まで広がっているか、がんがリンパ節まで転移している。あるいは、がんが甲状腺のすぐ外側の組織まで広がっている。がんは頸部または肺の間にある片側または両側のリンパ節まで転移している。
2.髄様がん
0期 がんが甲状腺内に認められないことがあると言われている。特殊な検査でのみ発見される。
I期 甲状腺内にがんが限られており、大きさは2cm未満。
II期 甲状腺内にがんが限られており、大きさは2cm以上、4cm未満。
III期 大きさが4cm以上か、がんが甲状腺のすぐ外側まで拡がっている。しかし、リンパ節までの転移は認められない。
IV期 甲状腺の外側にがん細胞が広がっており、皮膚・気管・食道・喉頭および、あるいは反回神経下まで広がっている。
3.未分化がん
IV A期 甲状腺内にがんがあり、リンパ節まで拡がっていることがある。手術によるがん細胞の摘出は可能である。
IV B期 甲状腺の外側にがんが広がっており、リンパ節まで転移していることがある。手術によるがんの摘出手術は不可能である。
IV C期 がんが肺、骨などに転移が認められる。手術によるがんの摘出術は不可能。

【7】治療

甲状腺がんの治療は、外科療法(手術)、放射線療法、化学療法(抗がん剤治療)、が主な治療法です。治療法は、がんの種類や進行具合、また患者さんの状態などを考慮して治療法が決定されます。 それでは、甲状腺がんの各治療法についてくわしく見ていきましょう。

1.外科療法(手術)

分化がん(乳頭がん・濾胞がん)、髄様がん(ずいようがん)の治療は、手術が基本となり、大半が手術により治すことができます。
がんがステージI期・II期であれば、左右に分かれている甲状腺(左葉・右葉)のがんのある片方を切除する「葉切除(ようせつじょ)」を行います。比較的に簡単な手術で行うことができ、治療後の経過(予後)も良好です。 甲状腺がんでも、10mm以下のがんであれば手術せず経過を見ることもあります。また、内視鏡による手術を行う場合もあります。ステージIII期と大きながん、または悪性度の高いがんに対しての治療は、甲状腺全体を切除する「全摘術」を行います。

がんが、気管、食道、喉頭(こうとう)、のどのリンパ節である頸部リンパ節(けいぶ りんぱせつ)、などにまで進んでしまっている場合は、それらも手術により切除する必要があります。 甲状腺がんの手術による切除範囲が大きければ大きいほど、いろいろな合併症が起きてきます。

合併症としては、甲状腺機能低下(ホルモン分泌の不足)、上皮小体機能低下(血液の中のカルシウムが不足する)、反回神経麻痺(声のかすれ)、などがあります。
ただ、甲状腺機能低下と上皮小体機能低下(じょうひ しょうたい きのうていか)については、飲み薬により治療することができます。

反回神経麻痺(はんかい しんけい まひ)は、手術のときに甲状腺に接している反回神経を切除してしまうと起こるので、できるだけ温存することを考えて手術をします。症状は、声のかすれや水分を飲むとむせるなどです。

2.放射線療法

手術で摘出できなかったために、術後、放射線療法を行うことがあります。
放射線治療は、X線などの放射線をがんに照射して、がん細胞を攻撃・死滅させる治療のことです。体の外から放射線を照射する「外部照射」と、体の中から放射線を照射する「内部照射」があります。

甲状腺がんの中でも、「ステージIII期とIV期の分化がん」と「未分化がん」には、放射線を外部から照射する「外部照射」により治療します。それ以外の甲状腺がんの場合は、がんに直接、放射性元素(放射線を出す物質)を入れる「小線源治療(しょうせんげん ちりょう)」を行います。

放射能を発生する性質のある「放射線ヨード」を飲んで小線源治療を行う場合もあります。甲状腺はヨードを取り込む性質があるので、放射性ヨードをカプセルに入れて、それを手術の後に飲みます。甲状腺がんの転移があった場合、そのがんの部分に放射性ヨードが取り込まれて放射線を発生するので、がん細胞を攻撃することができます。
ただ、放射線ヨードを飲んで行う小線源治療の効果が期待できるのは、乳頭がんと濾胞がん(ろほうがん)に限られます。

3.化学療法(抗がん剤治療)

甲状腺がんでも、髄様がん(ずいようがん)、未分化がん、ステージIV期の乳頭がんには、様々な種類の抗がん剤を使うことがあります。

4.内分泌療法

甲状腺がんの内分泌療法(ホルモン療法)では、甲状腺刺激ホルモン(TSH)の分泌を抑える「TSH抑制療法(TSH よくせい りょうほう)」があります。
「甲状腺刺激ホルモン」は、脳の「脳下垂体(のうかすいたい)」という場所から分泌され、甲状腺に働きかけることで、甲状腺は、「甲状腺ホルモン」を分泌します。

甲状腺ホルモンは、全身の新陳代謝(しんちんたいしゃ)や成長の促進(そくしん)に関わる大切なものですので良いのですが、甲状腺刺激ホルモンは甲状腺のがん細胞の増殖にまでも働きかけてしまうのです。
つまり、甲状腺刺激ホルモンが多く存在すると、がんが活性化して増殖能力などが高くなってしまうので、甲状腺がんの手術の後、甲状腺刺激ホルモンを抑制して再発を予防するために、甲状腺ホルモンをより多めに服用することがあります。

ただ、TSH抑制療法の効果が期待できるのは、乳頭がんと濾胞がん(ろほうがん)に限られます。

癌フコイダン療法の資料請求

癌フコイダン療法の資料請求

【1】喉頭がんとは

上咽頭がん

喉頭はいわゆる「のどぼとけ」(甲状軟骨先端)に位置しており、内面が粘膜でおおわれた箱のようなものです。喉頭の内腔は上前方は舌根(ぜっこん: 舌のつけ根)につながり、上から喉頭蓋、仮声帯、室、声帯、声門下腔に分けられ、下方は気管から肺へ続いています。声帯は左右一対で「のどぼとけ」のやや下に位置しています。声帯のある部分は声門と呼ばれ、それより上を声門上、下を声門下と呼んでいます。喉頭の背側(後方)には下咽頭と呼ばれる部位があり、こちらは食道へ続いています。
喉頭は、左右の声帯の閉鎖と肺からの呼気により声帯を振動させる発声機能の他に、喉頭全体の機能として空気の通り道(気道)の確保と、食物の気管内への流入の防御(誤嚥防止:ごえんぼうし)の機能を有しています。喉頭がんが進行するとこれらの喉頭の機能障害を引きおこします。

年齢別にみた喉頭がんの罹患率は、男性では50歳代から80歳代まで急激に増加します。女性でも年齢別の罹患率は高齢ほど高くなりますが、年齢による罹患率の増加は男性ほど顕著ではありません。罹患率、死亡率は、ともに男性のほうが高く、女性の10倍以上です。

喫煙および飲酒によって、確実に喉頭がんのリスクが高くなります。禁煙と飲酒はそれぞれが別々に、または双方が相乗的に働いて、喉頭がん発生のリスクを確実に高くします。その他、アスベストなどの職業性の曝露(ばくろ)との関連が指摘されています。

部位では、声門(声帯)に発生するがんが60~65%を占め、声門上は30~35%で 、声門下は極めて少なく1~2%です。喉頭の内面は線毛上皮で気管に連続していますが、声帯だけは扁平上皮におおわれています。喉頭がんはほとんど扁平上皮がんですが、たばこ、酒などの継続的刺激が発がんに関与するといわれています。

喉頭がんも他のがんと同様に早期発見が非常に重要です。喉頭がん全体の治癒率は約70%と頭頸部がんの中でも高い治癒率ですが、早期に発見すれば音声を失うことなく治癒することが可能です。そのため最近では、喉頭がんの早期発見を目的とした音響分析による検診なども試みられています。

【2】症状

がんの発生部位により最初の症状は異なります。最も多い声門がんでは、ほぼすべての方に嗄声(させい:声がれ)がみられます。この嗄声は雑音の入った、ざらざらした、かたい声です。1ヶ月以上嗄声が持続する場合は、早急に専門医を受診することが大切です。がんが進行すると嗄声はさらにひどくなり、声門が狭くなって息苦しいなどの呼吸困難症状があらわれてきます。同時に痰に血液が混じることもあります。

声門上がんの初発症状は、食物を飲み込んだ時の痛み、いがらっぽさ、異物感などです。また、次第に耳に放散する痛みが出現してきます。がんが進行して声帯に拡がると嗄声が出現し、さらに進行しますと声門がんと同様に呼吸困難などの症状を示します。声門下がんの場合は、進行するまで無症状であるため、発見が遅れがちとなります。

声門がんは頸部のリンパ節転移が少ないのに対し、声門上がんではリンパ節転移を多く認めます。まれに頸部リンパ節のはれが初発症状で病院を受診し、声門上にがんが発見されることもあります。これは、声門がんでは自覚症状が早期より出現するため、早期に発見される場合が多いことの他に、喉頭の構造的特徴によると考えられます。

【3】診断

喉頭がんの診断は、耳鼻咽喉科を受診した時に行われる視診と、生検と呼ばれる病変の一部を採取して行われる組織診断により確定されます。
視診は、口腔内に喉頭鏡という小さな鏡を入れて、発声をしながら喉頭内を観察し、腫瘍性病変の有無をみます。
咽頭反射が強いなど所見のとりにくい方には、鼻から細いファイバースコープを挿入して観察します。組織診断は施設により多少方法が異なりますが、咽頭、喉頭を局所麻酔剤で麻酔して咽頭反射を抑制した後、太いファイバースコープを用いて細かな部位まで観察し、次いで鉗子(かんし)により病変の一部を採取します。これを病理医が顕微鏡で見て、がんかどうかの診断を行います。病変の採取は全身麻酔下で行われることもあり、その場合には入院が必要です。組織診断は、通常1週間前後で結果が出ます。
がんの進行範囲を把握するためには、視診による直接的な観察の他に、レントゲン撮影による検査が必要となります。この検査は見えにくい部位、深部への進展の程度を判断する上で非常に有用です。頸部正面、側面撮影の他、頸部の断層撮影、CT、MRIなどの検査を行います。 また、声帯の振動様式により喉頭の病気を診断する喉頭ストロボスコピーと呼ばれる検査を行うこともあります。

【4】病期(ステージ)

喉頭がんは、声門がん、声門上がん、声門下がん毎に下記のように分類されます。

1.声門がん
I期 腫瘍がT1の大きさで頸部リンパ節転移がない場合。
II期 腫瘍がT2の大きさで頸部リンパ節転移がない場合。
III期 腫瘍がT1またはT2の大きさで、同側の頸部に3cm以下のリンパ節転移が1個のみ認められる場合。
腫瘍がT3の大きさで頸部リンパ節転移がないかあるいは同側の頸部に3cm以下のリンパ節転移が1個のみ認められる場合。
IV期 腫瘍がT4になった場合。
頸部リンパ節転移が2個以上認められる、あるいは3cmを超える大きさになる、あるいは反対側の頸部に出現した場合。
遠隔転移(腫瘍が頸部以外の離れた場所に転移すること)が認められた場合。
2.声門上がん
I期 腫瘍がT1の大きさで頸部リンパ節転移がない場合。
II期 腫瘍がT2の大きさで頸部リンパ節転移がない場合。
III期 腫瘍がT1またはT2の大きさで、同側の頸部に3cm以下のリンパ節転移が1個のみ認められる場合。
腫瘍がT3の大きさで頸部リンパ節転移がないかあるいは同側の頸部に3cm以下のリンパ節転移が1個のみ認められる場合。
IV期 腫瘍がT4になった場合。
頸部リンパ節転移が2個以上認められる、あるいは3cmを超える大きさになる、あるいは反対側の頸部に出現した場合。
遠隔転移(腫瘍が頸部以外の離れた場所に転移すること)が認められた場合。
3.声門下がん
I期 腫瘍がT1の大きさで頸部リンパ節転移がない場合。
II期 腫瘍がT2の大きさで頸部リンパ節転移がない場合。
III期 腫瘍がT1またはT2の大きさで、同側の頸部に3cm以下のリンパ節転移が1個のみ認められる場合。
腫瘍がT3の大きさで頸部リンパ節転移がないかあるいは同側の頸部に3cm以下のリンパ節転移が1個のみ認められる場合。
IV期 腫瘍がT4になった場合。
頸部リンパ節転移が2個以上認められる、あるいは3cmを超える大きさになる、あるいは反対側の頸部に出現した場合。
遠隔転移(腫瘍が頸部以外の離れた場所に転移すること)が認められた場合。

【5】治療

原発巣の治療は、放射線療法と外科療法が2本の柱となります。抗がん剤による化学療法は、喉頭を温存するために放射線療法、外科療法に先立って施行されるか、手術不可能な場合、再発で他に治療法のない場合などに行われてきました。しかし、最近は従来標準治療として喉頭全摘出が行われていた症例に対しても、放射線と多剤化学療法との同時併用治療を行い、喉頭の温存をはかる治療も行われています。

外科療法は、がんの原発部位の周辺だけを切除する喉頭部分切除術と、喉頭をすべて摘出する喉頭全摘出術に分けられます。多くの場合、喉頭部分切除術は早期がんに、喉頭全摘出術は進行がんに施行されます。放射線療法や外科療法でも治癒する可能性がある場合の治療の選択は、年齢、全身状態、職業などを考慮した上で、それぞれの治療の長所、短所を十分説明して決定します。頸部リンパ節転移に対する治療は、一側または両側の耳後部から鎖骨までの範囲のリンパ組織を含んだ部分を切除する頸部郭清術(けいぶかくせいじゅつ)ですが、切除不可能な場合は放射線療法を行うことがあります。
原発巣の治療法は以下のとおりです。

1.声門がん
T1 ・放射線療法
・喉頭部分切除術
・レーザー治療
ほとんどの場合放射線療法が行われますが、がんの存在部位、腫瘍型によっては放射線療法の効果がない場合もあり、最初から喉頭部分切除術が選択されることもあります。また、がんが限局している場合、レーザーによる切除が行われることがあります。
T2 ・放射線療法
・喉頭部分切除術
・喉頭全摘出術
T3 ・喉頭全摘出術
・喉頭部分切除術
・放射線療法
基本的には、喉頭全摘出術が第一選択の治療法です。しかし、放射線療法でも制御されるものもあり、まず放射線療法を行い、再発した時に喉頭全摘出術を行う方法もあります。
T4 ・喉頭全摘出術
2.声門上がん
T1 ・放射線療法
・喉頭部分切除術
がんの発生部位により、放射線療法の効果が異なりますので、その点を考慮して放射線療法か喉頭部分切除術を選択します。
T2 ・放射線療法
・喉頭部分切除術
・喉頭全摘出術
T3 ・喉頭全摘出術
・喉頭部分切除術
・放射線療法
声門がんと同様に、まず放射線療法を行い、再発した時に喉頭全摘出術を行う方法もあります。
T4 ・喉頭全摘出術
3.声門下がん
T1 ・喉頭部分切除術
T2 ・喉頭部分切除術
・喉頭全摘出術
放射線療法が第一選択の治療となるものはありません。がんが前方に限局しているものでは、喉頭部分切除術で制御できることもあります。声門下がんは症状が出にくいため、病院を受診された時には進行しており、喉頭全摘出術を選択せざるを得ないことが多々あります。
T3 ・喉頭全摘出術
・喉頭部分切除術
・放射線療法
基本的には、喉頭全摘出術が第一選択の治療法です。しかし、放射線療法でも制御されるものもあり、まず放射線療法を行い、再発した時に喉頭全摘出術を行う方法もあります。
T4 ・喉頭全摘出術

【6】治療上の問題点(合併症)

放射線療法は、音声の面からもほぼもとの声に回復して、よい治療法といえますが、後年照射部位に一致して二次がんが発生する場合もあります。喉頭部分切除では、切除範囲により嗄声の程度はまちまちですが、もとの声に近いものとなります。また、特に切除範囲が大きい時などに誤嚥(ごえん:誤って気道に飲食物が流れる)をおこし、むせて食事がしにくいことがありますが、通常は一過性のもので、食べ方を工夫することにより改善されていきます。
どうしても改善されない場合は喉頭全摘出術の適応となります。喉頭全摘出術では、もとの声が全く失われる状態となります。もちろん、食道発声や電気喉頭の使用により、新しい音声を獲得することができます。食事については、喉頭全摘出後でも治療前とほぼ同等の食事摂取が可能です。

癌フコイダン療法の資料請求

癌フコイダン療法の資料請求

【1】骨肉腫とは

骨肉腫

骨肉腫とは骨にできる“がん”のことです。腫瘍細胞が骨を形成することを特徴とします。骨原発の悪性腫瘍のなかで最も多く、100万人に1~2人の割合で発症し、年間約200人が我が国で発生しています。

好発年齢は、10代から20代がほとんどであり、盛んに運動をしている活動性の高い青少年期に発病します。女性に比べてやや男性に多い傾向があります。好発部位は膝関節周辺(大腿骨遠位と脛骨近位)であり、他には肩(上腕骨近位)に多く発生します。これらの部位で全体の約80%を占めます。

残念ながら、現在、明らかな原因はわかっていません。ごくまれに家族内の発生がみられますが、がんを抑える遺伝子の異常が関与しているという報告もあります。

【2】症状

若年者に多いことから、初発症状は主に運動時痛です。病気が進行すると安静時痛や夜間痛なども生じてきます。スポーツ活動に伴って痛みを生じることから、筋肉痛などとして放置されることもあり、注意が必要です。骨の外まで腫瘍が大きくなると、外見上腫れてきたり、熱感を生じたりします。時に腫瘍に侵された骨がもろくなり、転倒などを機に骨折を生じて見つかることもあります。

【3】診断

診断において、年齢、病変の部位、症状の有無や変化、大きさの変化などは非常に重要です。またこれまでに、どんな病気にかかったことがあるかなども診断の材料となります。そして視診や触診をすることで、大きさや硬さ、熱感、可動性、リンパ節の腫れなどを確認します。これらを行うことで、ある程度病気を類推できます。
また、画像検査や血液検査、組織学的検査も主な診断法となります。

1.画像検査

(1)単純X線写真
腫瘍による骨破壊像や骨形成による骨硬化像が混在した像を呈することが多いです。骨の外に腫瘍が進展すると、骨のまわりの骨膜に反応性の骨形成像(骨膜反応)を認めます。

(2)CT検査
解剖的に骨の重なりの多い脊椎や骨盤の病変の診断に有用です。骨の破壊の程度や腫瘍内骨化などを調べるのに優れています。これで骨の壁が壊れているようであれば、悪性腫瘍を強く疑います。

(3)MRI検査
組織を判別する能力が高く、好きな断面で画像が見られるため、腫瘍と周りの筋肉や神経、血管などとの位置関係を調べるのに有用です。また腫瘍がどれだけ周囲の組織に浸潤しているかなどを見るのにも優れています。また、ガドリニウムという造影剤を使用することで、悪性腫瘍であれば強く造影されるため、それらの所見は非常に診断の助けとなります。

(4)核医学検査
1.骨シンチグラム
骨肉腫は骨を形成する腫瘍であるため、腫瘍とその周囲の反応組織に強く集積します。また他の全身骨への転移などを描出するのに優れています 。

2.タリウムシンチグラム
腫瘍内の血流や細胞の密度などと関連が深いため、良悪の鑑別などに用いられます。また治療の効果判定などにも有用な検査です。通常、骨肉腫では強い集積を認めますが、治療効果があると集積が消失します。

(5)血管造影
腫瘍内の血流判定や腫瘍と血管の位置関係を評価するのに有用です。しかし現在では、CTやMRIの発達により血管造影の有用性は減少しています。抗がん剤の動脈内注入などの治療目的で使用していることが多く、同時に治療の効果判定にも利用可能です(治療効果があると腫瘍濃染がなくなります)。

2.血液検査

がんの時には通常腫瘍マーカー(腫瘍が作り出す特殊な酵素や抗体)を調べますが、残念ながら、原発性悪性骨腫瘍だけに特徴的な血液腫瘍マーカーはありません。骨が新しく作られたり壊されたりすると、骨の酵素であるアルカリフォスファターゼ(ALP)が上昇します。骨肉腫ではこのALPの値が非常に高値を示します。治療効果があるとALPの値が正常化するため、治療効果判定に役立ちます。

3.組織学的検査

診断の確定は、病気そのものの組織や細胞を採取して顕微鏡で調べること(病理検査)によって行います。病理検査のために組織や細胞を採取することを生検術といい、針生検と切開生検の2とおりの方法があります。針生検は腫瘍を専用の針で刺して細胞や小組織片を採取する方法で、局所麻酔で行うこともできる検査ですが、硬い骨や深部の病変の場合は、十分な組織が得られないこともあります。切開生検は手術により皮膚を小さく切開し、腫瘍の一部を採取する方法で、針生検に比べて十分な組織を採取することが可能です。患者さんの状態や腫瘍の局在、治療方法などに応じて選択します。

【4】病期(ステージ)

骨肉腫は、原発性悪性骨腫瘍の一つなので、ステージ・病期分類は原発性悪性骨腫瘍の病期・ステージと同じです。

原発性悪性骨腫瘍のステージ・病期分類は、がんの大きさやリンパ節への転移、遠隔転移の状態で分類する「TNM分類」と、原発巣の手術を行うときに役立つことを目的とした「サージカル・シテージング・システム(Surgical Staging System)」の 2つの種類があります。

ただ、骨肉腫の場合は、「サージカル・シテージング・システム」の方がよく使われます。なぜなら、サージカル・シテージング・システムによる分類は手術するべきかどうかがはっきりとわかるからです。

以下に原発性悪性骨腫瘍の2つのステージ・病期分類について示します。

TNM分類

IA期 腫瘍の大きさが 8cm以下で、悪性度が低く、転移がない状態
IB期 腫瘍の大きさが 8cmより大きく、悪性度が低く、転移がない状態
IIA期 腫瘍の大きさが 8cm以下で、悪性度が高く、転移がない状態
IIB期 腫瘍の大きさが 8cmより大きく、悪性度が高く、転移がない状態
III期 原発腫瘍と同じ骨の中に転移がある状態
IVA期 リンパ節への転移はなく、肺へ転移している状態
IVB期 リンパ節への転移がなく、遠隔転移している状態。または肺以外の場所に遠隔転移がある状態

サージカル・シテージング・システム

IA期 悪性度の低い腫瘍が骨の中だけにあり、転移がない状態
IB期 悪性度の低い腫瘍が骨の外へ広がっているが、転移はない状態
IIA期 悪性度の高い腫瘍が骨の中だけにあり、転移がない状態
IIB期 悪性度の高い腫瘍が骨の外まで広がっているが、転移はない状態
III期 遠隔転移がある状態

【5】治療

骨肉腫の場合には主に化学療法と手術療法が行われます。

1.化学療法

骨肉腫に対しては、1980年代以降から化学療法は必須の治療となっています。化学療法により生存率の劇的な改善が得られました。特に他のがん種と違って、手術前から化学療法を行うことを特徴としています。
使用する抗がん剤には、アドリアマイシン(ADM)、イフォマイド(IFM)、シスプラチン(CDDP)、メソトレキセート(MTX)、ビンクリスチン(VCR)、アクチノマイシンD(ActD)、エンドキサン(CPM)などがあります。腫瘍細胞には様々な種類の細胞があるため、実際に使用する際には、作用の異なるいくつかの薬剤を組み合わせて使用します。
化学療法の多くは、通常3週間程度の間隔をおいて抗がん剤を投与します。これは、1回の抗がん剤による副作用(骨髄抑制、腎臓障害など)から体が回復するために3週間程度の時間を要するためです。
また、術後化学療法は、手術によって全身に散らばった腫瘍細胞を殺すことや、体内に存在する目に見えない腫瘍細胞を撲滅するために行い、転移や再発の予防につながります。

2.手術療法

骨肉腫の局所治療で最も重要なのは、原発巣の確実な切除です。確実な切除を行うために、各種画像診断を用いて念入りに術前計画をたてます。手術は切・離断術と患肢温存術とに分けられます。切・離断術は、以前、効果的な化学療法が開発されていなかった時代に最も多く用いられていた手術法です。患肢温存手術とは、腫瘍を取り残す事なく一塊に切除し、手足(四肢)を残す手術です。近年、化学療法を中心とした集学的治療の進歩とともに患肢温存手術が標準的な治療法として行われるようになってきました。

(1)適応
腫瘍を切除した後、なんらかの方法によって使える手足を残すことができる症例が対象です。腫瘍を切除する時に、血管を切らないといけない場合は人工血管などによる再建が可能ですが、神経がやむなく犠牲となり運動知覚麻痺となる場合は、相談のうえ切断を考えることもあります。

(2)根治的手術のための切除範囲
悪性腫瘍の場合、一般に広範切除(正常組織で腫瘍を包み込むようにして一塊として切除する方法)が行われます。広範切除では、正常組織の犠牲も極端に大きいわけではないので、比較的良好な患肢機能が維持できます。しかし、腫瘍が神経や血管に接している場合などは、広範切除を行なうにあたって神経や血管を犠牲にせざるを得ないこともあります。主要な神経や血管の集まった部分を辺縁切除(腫瘍の表面で切除する方法)し、それ以外は広範切除とする準広範切除は、化学療法等の補助療法が効果的であれば広範切除と同様の成績であると報告されています。

(3)再建方法
1.腫瘍用人工関節(プロステーシス)
関節を温存できない場合に用いられます。これは大きな骨欠損にも対応でき、早期に荷重(体重をかけて歩くこと)も開始できるといった利点があります。一方で人工物であるがために磨耗、緩み、折損などといった耐久性に問題があるのが欠点です。また、切除の際はずした筋肉や靭帯の縫着が困難であることや、感染に弱いことなども問題となります。
世界では最も一般的な治療法として行われています。

2.自家骨移植
2-1 血管柄付き腓骨移植
血管をつけたまま腓骨を採取し、骨欠損部に移植する方法です。血行が温存されるため、確実な生着が期待できます。しかし、手術手技が煩雑であること、体重をかけられるようになるまでに長時間かかること(太くなるために時間を要する)、時に骨折や変形を生じることなどの欠点があります。

2-2 処理骨移植
腫瘍を含めて広範に切除した腫瘍骨から腫瘍を掻き出し、周囲の筋肉などを除去した後に、骨に残った腫瘍細胞の死滅を目的に処理を行い、その骨を再建に用いる方法です。以前から、オートクレーブ処理、アルコール処理、パスツール処理、放射線処理などがありましたが、その手技が煩雑、力学的強度が低下するなどの問題がありました。そこで最近では液体窒素処理なども行われるようになりました。

2-3 同種骨移植
他人の骨を使用する方法です。わが国では、骨銀行のシステムが整っていないので、部位に応じた大きな移植骨を入手するのは困難です。拒絶反応はありませんが、骨癒合までに時間を要し、骨折、感染などの合併症の頻度も高いといわれています。

3.骨延長
特殊な器具(創外固定器など)を用いて、腫瘍骨切除後の欠損部に新しく骨を伸ばして、欠損部を補填する再建法であり、腫瘍切除術後の再建法としては最も理想的な再建方法です。骨延長の方法として、骨移動術と短縮延長術があります。骨移動術は本来の骨の長さを保ちながら骨片を一日に0.5~1mm移動させて移動部に骨を形成させる方法です。短縮延長術は骨欠損部を一度短縮させて、その後一日0.5~1mmずつ正常な長さまで伸ばしていく方法です。この方法によって再建された患肢は、耐久性にもすぐれ、運動などにも耐えられる強度を有し、永久的に自分の足として機能する、誰もが希望する元通りの足となります。ただし骨延長の問題点は、機能的な足となるために創外固定装着期間が長くなることです。

癌フコイダン療法の資料請求

癌フコイダン療法の資料請求